採掘作業により新たに生成される仕組みとは

一般的な電子マネーは利用者がお金を支払うと管理者(会社)が新たなポイントを発行し、お互いに債権者と債務者の関係にあります。

ビットコインのような仮想通貨では、一般的な電子マネーのように債務者や債権者が存在しません。その代わりに、採掘者が計算機上である課題を解いて正答を見つけると新たな通貨が生成(発行)され、報酬として答えを得た人に与えられます。

電子マネーは管理者のコンピュータに全ての取引内容を記録されます。これに対して仮想通貨は全ての取引内容はブロックチェーンと呼ばれる大福帳に記録されます。この大福帳は世界中で採掘を行う人達(マイナー)によって共有・管理されます。ビットコインは新たなコインの発行や送金手続きが10分毎に行われます。10分毎にビットコインのブロックが生成され、これは大福帳に新たな1ページが加えられるのに相当します。

大福帳に新たなページを加えるためには、誰かが採掘作業を行って一定の難易度の問題を解いて正答を見つけなければなりません。
マイナー達の計算機の演算能力によって問題の難易度が高くなるため、誰かが勝手に不正なブロックを偽造することができない仕組みになっています。マイナーが行う採掘作業により過去の取引の正当性のチェックも行われ、不正使用を防ぐことができます。

新たに生成されるビットコインは、取引の正当性をチェックするマイナーに対する報酬として与えられるのです。

ビットコインが生成される仕組み

流通する通貨の総量と採掘者に与えられるコインの報酬の関係とは

仮想通貨を新たに生成したり、不正取引を防止するためにはマイニングと呼ばれる作業が必要です。

採掘されたコインはマイニングの報酬としてマイナーに与えられます。

ビットコインの場合には発行されるコインの残高が最大2100万BTCと決められていて、スタートから数えて210,000ブロック毎に報酬として与えられるコインが半減する仕組みになっています。最初の報酬額は25BTCですが、2016年7月以降は12.5BITに半減されました。やがて2100万BTCが発行されると、マイニングを行っても新たなコインが生成されなくなってしまいます。

それでも、仮想通貨取引を続けるためには誰かがマイニングの作業を行って新たなブロック(大福帳のページ)を生成し続けなければなりません。
実は、2100万BTCが発行されて新たなコインの生成がストップしても、マイナー達はマイニングの報酬を得ることができる仕組みになっています。利用者がビットコインを他のアドレスに送金する際に支払われる送金手数料が、マイニングの報酬としてマイナー達に与えられます。

ビットコインの世界で行われる送金手続と不正防止のためのチェック作業は計算機上のマイニング作業により維持・管理が行われ、新たに発行される仮想通貨まはた送金手数料が、マイナーに対する報酬として与えられる仕組みになっているのです。